2016年30代男性の平均年収は430万円前後です。30代~40代で家を新築しようと考えている人の中には年収300万円前後の人が多くいらっしゃいます。
年収300万円の人はいくらまでの家が建てられるのでしょうか?
借入額から考えてみる
借入額の一般的な上限は、年収の5倍~6倍と言われています。
年収300万円の場合、5倍で1500万円、6倍で1800万円です。
30年返済で1800万円借りられたとして、金利が0.876%~1.075%だったと過程した場合、
- 0.876%→月々支払い56,875円 返済比率22.75%
- 1.075%→月々支払い58,517円 返済比率23.41%
年収の6倍だと毎月の支払いはこのような感じになります。仮に、土地持ちの方であれば、十分な金額ですが、土地から購入の場合には、少し厳しいかもしれません。
坪単価30万円で30坪の家を建てた場合、総工費が、1280万円前後(建物本体価格+付帯工事+諸経費)
1800万円ー1280万円=520万円
520万円前後が土地代金の上限になります。足りない分は頭金が必要です。
1800万円のときの建物本体価格は?
1800万円借り入れした場合、1800万円全てを建物本体費用にするわけにはいきません。建物本体費用と別に、別途付帯工事費、諸経費が必要です。
→詳しくは、坪単価の内訳は?本体工事費に含まれるものとは?!
本体費用→70%
付帯工事→15%
諸経費→15%
建物本体価格は、1800万円×70%=1260万円、付帯工事は1800万円×15%=270万円、諸経費は1800万円×15%=270万円というイメージです。
また、200万円~300万円の頭金がないと融資が下りない場合もあり、その頭金を諸経費にあてることが一般的です。その場合は、建物本体価格1530万円まで使える計算になります。
坪単価だと、建坪30坪の場合、1260万円で42万円、1530万円で51万円とそこそこの家が建てられることが分かります。ローコスト住宅は、坪単価30万円前後です。坪単価30万円×30坪で900万円ですから、年収300万円でも十分良い家が建てられるという結論になります。
●詳しくはこちらをご参考下さい。
→坪単価の計算方法とは?定義が無い!闇を紐解く!
コメントを残す