最近は、高気密高断熱の家が注目を集めています。
ローコスト住宅で高気密高断熱の家は建築できるのでしょうか?
そもそも高気密高断熱住宅にする必要あるのでしょうか?

高気密高断熱住宅はローコスト住宅でも可能か?
結論から言えば、ローコスト住宅でも高気密高断熱の家を建築可能です。
高気密高断熱住宅にした場合に悩むのは、24時間換気システムをどれにするか?です。
予算に余裕があれば、第1種換気方式で、さらに、熱交換タイプを選びたいところです。ですが、24時間強制的に空気を出し入れして、さらに温度調整をする機械を導入すると、それなりの金額になってしまいます。
ローコスト住宅の場合、コストを抑える為に、第3種換気方式(自然給気、自然排気)を一般的には選びます。
そもそも高気密は必要なのか?
そもそも高気密は必要?

個人的な理想は、高断熱でそこそこ気密住宅がベストです。

高気密高断熱の家の高気密とは、家を密封して必要最低限のエネルギー消費量(電気やガスの使用量)で快適な暮らしを目的としています。
密封するということは、魔法瓶のようなイメージです。温かい(冷たい)お茶やコーヒーを魔法瓶にいれると、いつまでも温かい(冷たい)と同じです。
飲み物を入れる水筒はそれで構いませんが、人が生活する家で魔法瓶では困ります。湿気が発生し結露やカビの原因になりますし、空気が汚れて身体にも良くありません。また、シックハウス症候群の原因にもなります。
その為、24時間換気システムで空気の入れ替えが必須になりますが、密封している状態の家にシステムを使って空気を入れるって馬鹿らしいと思いませんか?
高気密高断熱の家を建てた人は窓開けないの?
以上の理由から、高気密高断熱にする必要はないと考えています。理想は、高断熱そこそこ気密住宅です。
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