注文住宅を購入する際の頭金は、あればあるほどローンの支払いが楽になります。しかし、そうかと思えば、頭金なしで家を建てた例もあり、必ずしも必要なものとは言えません。それでは実際のところ、他の人はどれくらい頭金を貯めているのでしょうか。
ここでは注文住宅の頭金の相場と、頭金なしでも住宅ローンを組むことが可能かどうか、そして注文住宅の住宅ローンの基準についてご説明します。
目次
注文住宅の頭金の相場とは?
それでは、まず最初に注文住宅の頭金の相場からご説明しましょう。ただし、すでに相続や家の建て替え等で土地がある場合と、土地と建物を同時に購入する場合では、費用面の条件が大きく異なります。
そのため、ここでは土地あり、土地なしに分けて相場を見ていきます。
土地がすでにある場合
2015年度フラット35利用者調査によりますと、注文住宅購入時の頭金の相場は約691万円です。これは全国平均の数値のため、首都圏だけに限って見た場合は約818万円、首都圏・近畿圏・東海圏を除く地方の場合は約593万円と200万円以上の差があります。
また、建設費から見た頭金の割合は、全国平均の場合21.4%です。首都圏の場合は23.2%、地方は19.6%となっており、首都圏在住者の方が頭金を貯めていることがわかります。
土地・建物を同時購入する場合
土地がない状態で注文住宅を購入する場合、土地取得費用と住宅建設費用が同時に必要となります。
上記と同じく、2015年度フラット35利用者調査データを参考にしてみますと、全国平均の頭金は約497万円です。首都圏の場合は638万、首都圏・近畿圏・東海圏を除く地方の場合は、408万円と、こちらも土地がすでにある場合同様、200万円以上の差があることがわかります。
住宅建設費の全国平均は2,582万円です。首都圏はやや安く、東海圏や地方が高い傾向がありますが、地域差は少ない傾向にあります。
ただ、土地取得費に関しましては、首都圏平均が2,126万に対し、首都圏・近畿圏・東海圏を除く地方は870万と大きな開きがあることがわかります。
頭金の割合は、全国平均の場合12.8%です。首都圏の場合は13.8%、地方は11.7%となっており、土地ありの場合同様、首都圏在住者の方の方が頭金を貯めている傾向にあります。
注文住宅は頭金なしでも借りられる?
注文住宅を検討中の方が気になっているのは「本当に頭金なしで借りられるのか」という点ではないでしょうか。
その答えは、YESです。注文住宅購入時に、頭金なしでローンを組むことは可能なため、現在頭金なしという方もご安心ください。
しかし、注文住宅を頭金なしで購入する場合、前もって考えておくべきことがあります。
まずはその2つの内容をご説明しましょう。
ローン審査が通りにくい
頭金がないからと言って、ローンが組めないということはありません。しかし、頭金がある人に比べ、審査が通りにくくなることは事実です。
仮に同じ2,500万円の注文住宅を購入するとしても、頭金がなければその分借り入れ金額が増えてしまいます。
貸す側のリスクを考えると、金額が増えれば増えるほど審査に通りにくくなるのは妥当だと言えるでしょう。
毎月の返済額が高くなる
仮に同じ金額の注文住宅を購入する場合も、頭金が数百万あるだけで毎月の返済額は変わります。
現在、住宅ローンは低金利時代が続いています。しかし、例え1%だとしても、35年払い続けるとなれば、大きな差となって現われることは間違いありません。
注文住宅の住宅ローンの基準とは?
頭金があればあるほど、住宅ローンに通りやすいのは事実です。しかし、だからと言ってすぐに頭金を貯められるわけではありません。
それならば「頭金以外の部分でなんとかできないか」と考える方も多いことでしょう。
ここでは、そのような方のために、一般の方にはなかなかわかりにくい、注文住宅の住宅ローンの基準についてご紹介します。
住宅ローン本審査のチェック項目
注文住宅の住宅ローンの基準となるのは、次の項目です。
・返済負担率
・総借入額
・勤務先や雇用形態
・借入比率
・借入者の社会属性
・預貯金や資産
他にも様々なチェック項目がありますが、主にこれらの情報から判断されていると考えて良いでしょう。
最も審査に影響を及ぼしているのが「返済負担率」です。これは、年収の何割が返済額に相当するかを確認するもので、一般的に住宅ローンの場合、3~4割が目安となっています。
ただし、近年は審査が厳しくなっている傾向があります。無理のない返済計画を立てることが、住宅ローンの審査に通る秘訣と言えるでしょう。
また、総借入額の基準は、年収の7~8倍です。例えば年収が500万であれば、3,500~4,000万以内を目安にしましょう。
ここで気をつけたいのが、住宅ローン以外の借入金です。
意識していない方も多いかもしれませんが、携帯電話の分割払いも借入金のひとつとみなされます。
使用の有無に関係なく、クレジットカードに付属しているキャッシング枠も借入金とみなされることがあるため、日頃使っていないクレジットカードは解約しておくと良いでしょう。
その他、奨学金も借入金の中に含まれます。ただし、延滞などのトラブルを起こしていない限り、過剰に心配する必要はありません。
勤務先や勤務年数、預貯金額等は、すぐに変更できるものではないため、注文住宅の住宅ローン審査に通りたいとお考えの方は、他の部分からチェックすることをおすすめします。
まとめ
ここでは、注文住宅購入時の頭金の相場や、住宅ローンの基準についてお伝えしました。
頭金の相場は、土地がある方でも21.4%、土地と建物を両方購入する場合は12.8%です。
もちろん、多額の頭金があれば、その分返済は楽になりますが、必ずしも注文住宅を購入している人が全て多額の頭金を用意しているわけではありません。
頭金を貯めることだけを目標にすることなく、住宅ローン審査も視野に入れた家造りを始めることをおすすめします。
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