親世帯と子ども世帯が同じ建物で生活する二世帯住宅を建てるにあたり、やはり気になるのは価格と相場ではないでしょうか。
しかし、キッチンなどの設備も増え、床面積も広くなるなど、価格感覚がわかりにくくなります。
そこで、本記事では二世帯住宅の価格と相場、完全分離のメリットとデメリット、注意点など、二世帯住宅を建築する上で知っておきたい情報をお届けします。
二世帯が住むからこそ、計画性を持った家づくりが大切です。
目次
二世帯住宅の価格と相場
二世帯住宅は、完全同居型、一部分離型、完全分離型の3パターンに分けることができます。
完全同居型の場合は、基本的には一世帯の住宅と変わりません。そのため、価格や相場も通常の住宅と同じと考えてください。
複雑になるのが、一部分離型、完全分離型の場合です。
一部分離型の場合、どの部分を分離させるかによって価格が変動します。また、完全分離型の場合は、ほぼ2軒分の家を建てるイメージです。その場合は、通常の住宅の1.5~1.8倍を想定しておくと良いでしょう。
二世帯住宅の価格と相場は、ハウスメーカー、工務店、建築家など依頼先によって、また、希望の間取りや希望の設備、地盤の強度などによっても大きく変わります。
そのため、一般的な価格や相場を提示することは、どうしても難しくなります。
あくまで参考程度ですが「完全同居型:一部分離型:完全分離型=1:1.2:1.5~1.8」を基本ベースとして考えた上で、具体的な価格は各業者に尋ねることをおすすめします。
二世帯住宅を完全分離で建築
二世帯住宅の完全分離は
・建物完全分離タイプ(同敷地内に2軒)
・左右分離タイプ
・上限分離タイプ
の3タイプに分けることができます。
どのタイプにするかは、土地の広さや予算に合わせて選ぶと良いでしょう。
二世帯住宅を完全分離するメリット
二世帯住宅を完全分離する一番のメリットは、お互いのプライバシーを守れるという点です。
完全同居型は言うまでもなく、一部分離型の場合もどうしても生活する上で顔を合わせる場面が出てきます。
いくら仲が良いといっても、世代が違えば価値観や生活リズムは異なるものです。
完全分離しプライバシーを守ることで、嫁姑問題などのトラブルも未然に防ぐことができるでしょう。
二世帯住宅を完全分離するデメリット
二世帯住宅の完全分離のデメリットは、建築費用が大幅に高くなることです。
一般的な住宅と比べて1.5~1.8倍の費用がかかるとお伝えしましたが、間取りや設備の内容などによっては2倍やそれ以上となる可能性もあります。
また、すでに土地があり、建て替えを行う場合は別ですが、土地を一から購入する場合は、広い土地が必要になるため土地購入費用も高くなります。
「節約のために二世帯住宅を考えている」という方にとっては、完全分離型はあまりおすすめできません。
二世帯住宅の注意点とは?
最後に、二世帯住宅を建てる上での3つの注意点についてお伝えします。
まずは注意点に目を通し、実際の生活や未来の生活をイメージしてください。
介護はどうするのか
親世代、子ども世代で話し合う必要があるのが、介護の問題です。
親世代からすれば、二世帯住宅に住む以上「老後の面倒は見て欲しい」といった思いがあることでしょう。
子ども世代からすれば「それとこれとは別」という場合もあるでしょうし、「できる限り面倒を見たい」ということもあるでしょう。
これは、どちらが良い悪いという話ではありません。
何より大切なことは家族全員で前もって話し合うことです。お互いが納得いく形で、バリアフリーなど、介護がしやすい間取りにすることもできます。
相続はどうするのか
子ども世代が一人っ子であれば、相続問題は発生しません。
しかし、他に兄弟姉妹がいる場合は注意が必要です。
他に相続できるような金銭や土地などの財産がある場合は問題ありませんが、土地や住宅が主な相続内容である場合、法律上は他の兄弟姉妹と財産を分け合う義務が生じます。
住宅を売却して財産をつくる必要が生まれると、子ども世代の住む家までも失われてしまうため、前もって相続方法について話し合っておきましょう。
親世代の死後、建物はどうするのか
二世帯住宅を計画している段階では、なかなか想像しにくいことですが、いつかは親世代が亡くなり子ども世代だけで生活するようになります。
そのときに、親世代の住居部分をどうするべきかという問題が発生します。
賃貸、建て替え、売却など、選択肢はたくさんありますが、最初の段階からできるだけ計画しておくことで、効率的に話を進めることができるでしょう。
まとめ
プライバシーの確保というメリットがある反面、建築費用が高額になるデメリットがある二世帯住宅は、建築前に色々なシミュレーションを行う必要があります。
予算や間取りの希望、生活リズムなども含め、二世帯住宅が必ずしもベストな結論とは言い切れないこともあります。
また、住宅ローンを組んで二世帯住宅を建てた場合、途中で嫌になったからという理由で簡単に売却することは難しくなります。
今回ご紹介した二世帯住宅の価格や相場、完全分離に関する説明や、二世帯住宅の注意点を参考に、二世帯住宅として住むか、別々に住むかを検討し、親子世代ともども納得のいく方法を見つけてください。
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