地元工務店へ依頼したいとお考えの方は多いようですが、ハウスメーカーのメリットデメリット、地元工務店のメリットデメリットを把握していますか?
ハウスメーカーのメリットデメリットは?
全国展開している大手ハウスメーカーから関西地方、関東地方だけで営業展開している中堅ハウスメーカーまで様々あります。
この記事では一般的に大手と呼ばれるハウスメーカーを例に解説します。
ハウスメーカーのメリットは?
- 一定のレベルの家が建つ
- 工期が早い
- マニュアル化されているので打ち合わせが楽
- 耐震、免震、制震の研究開発、実験を行っている
- 倒産リスクが少ない
- 最新設備等が採用されている
- ローンが組みやすい場合がある
- 保証やメンテナンスが充実している
一定レベルの家が建つ
建築工事は地元の大工が下請けします。標準仕様が設定してあるハウスーメーカーは、大工の力量に左右されにくく一定レベル以上の家が建築できます。
また、工場で生産(プレハブ住宅)して現場で組み立てるハウスメーカーもあります。

工期が早い
ある程度の標準仕様が決まっているので工期が確実に短縮されます。
また、下請けの単価が安く、じっくり時間をかけられないというのも実情です。
建材品や水回り機器などもメーカー独自に開発したり、メーカー品も年間使用量で契約していることが多く材料が遅れて現場が進まないということもありません。
マニュアル化されているので打ち合わせが楽
地域の工務店へ依頼した場合、工務店の規模次第では、外壁、水回り機器、建具や床材のランクやデザイン決め、融資申し込みなど、全て一から打ち合わせが必要になります。
施工写真が少なくイメージが伝わりにくい、パースでは実際のイメージからかけ離れている等、工務店の規模が小さいと打合せに手間が掛かりすぎる場合があります。
耐震、免震、制震の研究開発、実験を行っている
大手の場合は、莫大な資金をかけて実証実験を行っていますが、地元の工務店は、新築した家を実験の為に壊すのは不可能です。
地域の工務店の耐震対策は、外壁に耐震パネルを採用したり、構造金物の強化などが一般的です。
実際に建てた家に負荷をかけて実証実験ができるのは大手の強みです。
大手の場合は、他業種とタイアップして開発した耐震、免震、制震システムを導入しているところもあります。
例えば、へーベルハウスの「ハイパワードクロス」「剛床システム」などが有名です。
倒産リスクが小さい
一時代を担ってきた大手家電メーカーですら倒産の危機に直面しています。完全に安心できるハウスメーカーは存在しないと思いますが、それでも、地方の工務店と大手ハウスメーカーを比べた場合は大手のほうが倒産リスクは低くなります。
手付金、中間金を払った後に倒産したらと想像するとゾッとします。
おそらく手付け金や中間金が返還されることはないでしょう。
引継いてくれた会社への支払いも発生しますので、予定していた予算を大幅にオーバーなんてことも実際の事例としてあります。
地方の工務店でも、保険会社や大手問屋とタイアップして完成保証を付けている会社もあります。
例:ジャパンHDのハウスデポの「ハートシステム」という完成保証があります。
最新設備等が採用されている
「ZEH住宅」「ゼロエネルギー住宅」「長期優良住宅」などがありますが、地方の工務店の場合は、ZEH住宅などの経験が少なく、思うような家が建てられない場合があります。
また、材料手配や段取りが悪く割高になってしまうケースもあります。
ローンが組みやすい場合がある
大手の場合は、提携している銀行や、自社で運営している金融機関があり、地域の工務店と比べて融資が通りやすい傾向にあります。
銀行は、融資を申し込んだ人の属性だけでなく、融資を持ってきた人を重視するおかしな風潮があります。
また、工務店の規模によっては融資申し込みなどを自分でしなければならない場合もあります。
銀行は、日頃のお付き合い次第で、力の入れ具合やプレッシャーの感じ方が違うのだと思います。
保証やメンテナンスが充実している
保証やメンテナンスに関しては、特別充実しているとは思いません。
地方の工務店も会社が存在している限り、保証やメンテナンスは継続して行います。
また、費用を負担が必要ないと書かれている場合もありますが、実際にはケース毎で異なり費用が発生する場合もあります。
保証に関しては、そこまで神経質になる必要はないのではないかと思います。
ハウスメーカーのデメリットは?
- 坪単価が高い
- 個性が出にくい
- 独自の建材商品の場合リフォームに苦労する
- 担当の営業マンや現場監督に左右されやすい
ハウスメーカーは坪単価が高い
一番のネックは金額ではないでしょうか?
大手ハウスメーカーはとにかく高額です。特に標準仕様以外を選ぶと一気に金額が跳ね上がります。
同じような仕様を工務店に頼んだ場合、はるかに安い金額で建築可能です。
ただし、工務店に依頼した場合、雰囲気は似ているが、細部の仕上がりを比べると何となく「希望の家」にはならなかったということがあるので慎重に工務店を選ばなければいけません。
工務店に頼むと確実に安くなりますが、慎重に選ばないと完成後に後悔してしまいます。
個性が出にくい
開発地を見ると、同じような家が立ち並んでいる姿を目にします。
仕様が決まっているので、どうしても同じような家が建ってしまいます。
周りの家と差別化したくて外壁の色などを奇抜にし、結果的には大失敗した知人がいます。
開発地で同じハウスメーカーに依頼する場合、無理に個性を出そうとして失敗しないよう注意しましょう。
独自の建材商品の場合リフォームに苦労する
築20年が経過し、外壁を一部張替えや建具の一部変更など、別の会社にリフォームを依頼すると・・・
「ハウスメーカー独自の商品なので合うものが見つかりません」
一般的な建材品を利用していても廃盤になることも多いので、どこのメーカーを使っても同じですが、ハウスメーカーのリフォームは特にやりにくい印象があります。

担当の営業マンや現場監督に左右されやすい
ハウスメーカーは、直営やフランチャイズなど、営業形態がそれぞれ異なります。
例えば、フランチャイズ展開している「ロイヤルハウス」は、本部から材料仕入れが可能ですが、特別な縛りがあるわけではありません。
教育マニュアルは特別無いようで、ロイヤル加盟店によって質にバラつきがあります。
直営で運営しているハウスーメーカーでも支店毎に営業マンや現場監督のレベルに差があります。
また、初期打ち合わせは営業マンが担当し、設計士、工務担当へと引き継いでいく会社もあります。
マイホーム新築は一生をかけて返済していく高価な買い物です。もしも担当者と性格不一致や信用できないなどの不満がある場合は遠慮せずに担当者の変更を申し入れましょう。
契約前であれば、そのハウスメーカーで本当に良いのか再検討してみましょう。
工務店のメリットデメリット
工務店にもメリットデメリットがあります。
工務店のメリットとは?
- 坪単価が安い
- 個性が出しやすい
- 融通が利く
坪単価が安い
地域の工務店の最大の魅力は坪単価が安いでしょう。
大手ハウスメーカーで建築するよりも、坪単価で10万円前後は安くなる可能性があります。
安く仕上がる秘密は利益率の違いです。
もう既にご存知の通り、ハウスメーカーは広告費、人件費に莫大なお金を投じています。
投資したお金を回収するために、それなりの利益を確保しなければやっていけません。。
材料仕入れは圧倒的にハウスメーカーが安いです。
材料費だけで比較すると100万円ぐらいの差がでているかもしれません。
それでも、利益率20%~30%でやっていける工務店と利益率40%~50%確保しなければならないハウスメーカーと比べると、圧倒的に工務店のほうが安く建築できます。

棟上後に、建具やサッシの変更を希望されるお施主様がいらっしゃいます。梁桁の大きさ、柱の位置を変更することは難しく、要望に答えられない場合があります。
プレカット加工した後では大きな変更が難しくなるので、打ち合わせの初期段階で「家への要望・理想」を優先順位を添えて伝えましょう。
予算的・法律的な問題などありますが、解決策を考え最良のプランを提案するのが工務店の仕事です。
優先順位をつけていても出来上がったプランを見て変更したくなる場合もあるでしょう。
プランの変更は遠慮せずにお願いしましょう。
工務店のデメリット
工務店のデメリットは力量が分かりにくいところです。実際、どの工務店に頼めば良いのか分からないという人が多いようです。
建築関係の仕事をしているので、様々な工務店とお付き合いがあります。
「なんでココに頼む人がいるのだろうか?」と思う工務店も沢山あります。
口は達者だが建築のことが分かっていない、現場の事も分かっていない会社が沢山の仕事を受注し、口下手だけど、腕は確かで、責任感が強く、この人に任せておけば間違い無い人は仕事が取れないという状況が多くなっています。

家作りは、慎重すぎるぐらいがちょうど良いと覚えておきましょう。
●こちらもご参考下さい。
効率的に工務店を探す方法
効率的に工務店を探す方法は、「ネットの一括見積り」を利用することです。

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一括見積りを利用するコツは、予算上限を決めた上で複数社から見積りを取ることです。
同額の予算の中で一番良いプランを提案してくれた会社に依頼すれば、予算は同じでグレードの高い家が建築できます。
最安値のプランを知りたい場合は、予算上限を定めずにプラン作成を依頼すればOKです。
このやり方であれば、家のグレードと予算のバランスを見ながら決めることも可能です。
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施工事例もHPに掲載されていますのでご参考下さい。
※建築事例は一番下の右側にあります。少し分かりづらいです。
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