耐震、免震、制震の違いは?耐震等級3?免震住宅?制震ダンパーの効果?一体何が良いのか?

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日本は常に地震のリスクと隣り合わせの生活を送っています。「地震に強い家作り」は永遠のテーマであり、現在でも分かっていないことが多く、日々研究が続けられています。

ここでは、一般の方でも分かりやすいように、「耐震、免震、制震」の違いや地震に強い家作りに関する情報をご紹介します。

耐震とは?等級3って何だっけ?

耐震とは、住宅の強度を上げて、地震に耐える家を作ることです。
住宅の強度を上げるためには、筋交いを入れたり、合板等の体力面材を壁に張りつけることで強度を高めます。

現在の建築基準はどうなっているのか?

耐震基準の基になる法律は1981年に導入された新耐震基準です。36年間の間に度重なる地震体験を経て、2000年に新たな耐震基準が改正されました。

築36年以上の住宅は耐震基準が考慮されていない住宅、築16年以上の住宅は、現行法には対応していない住宅ということになります。

現在、築16年以上の住宅にお住まいの方は、早急に対策を取ったほうが良いかもしれません。

どれぐらいの強さにしたら良いのか?

住宅の耐震性を表す数値として、耐震等級があります。
現行法の基準で建てられた家は、耐震等級1で、1.25倍強くすると耐震等級2、1.5倍の強さにすると耐震等級3になります。

耐震性は壁の量と壁倍率で決まります。
壁の量とは、そのままの意味で1Mの壁と2Mの壁では広いほうが強くなります。
ようするに窓の多い家よりも、壁が多い家の方が強い家ということになります。

壁倍率とは、同じ壁でも、

  • 筋交いが入った壁
  • 耐力面材の壁
  • 耐力面材と金物併用の壁

それぞれ強さが異なり、それぞれの壁の強さを表したものが壁倍率といいます。

窓を減らし壁を増やせば強くなると分かっていても、全ての窓を無くす訳にはいきません。耐震等級3にしたい場合は、壁を増やすわけではなく、1.5倍の強さの壁にすれば良いということです。

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大きなLDKや間口を広くしたり、吹き抜け等の仕様が難しくなるデメリットがあります。
注意
耐震等級3の認定を受ける為には、住宅性能評価機関からの証明が必要になります。それなりに費用が掛かるので、多くの住宅会社は、住宅性能評価機関の証明を取らずに、自社で計算した耐震等級3相当の家として販売しています。

認定をしっかりと受けたい場合は、打合せ段階でその旨を伝え、可能かどうか確認しておきましょう。

注意
耐震等級3相当を謳っていても実際には程遠い家が仕上がるケースが多々あります。不安を感じる人は、多少の費用が掛かっても、住宅性能評価機関からの認定を受けたほうが良いかもしれません。

等級1ってどれぐらい強いのか?

等級1って実際どれぐらいの基準なのでしょうか?

【耐震等級1を要約】
「震度7クラスの地震で即時倒壊しないレベルの耐震性(耐震等級1)を有する住宅」
https://ja.m.wikipedia.org

「震度7クラスで即時倒壊しないなら大丈夫だな!」っと思った人もいらっしゃるかと思いますが、一つ注意して頂きたいのは、倒壊しないというだけで半壊はありえるかもしれないということです。

現在の定義では、耐震等級3を地震に対する最高評価等級としています。等級3なら、理論上は震度7の1.5倍の地震に耐える家になります。

2000年を境に地震の回数がグンと増えています。熊本地震では、本震と余震という概念が覆り、前震と本震という今までにない揺れ方をしました。余震は、震度5以上が22回、震度1以上が4000回を超えています。

大きな揺れが続く度に住宅はダメージを負っていきます。命を守ってくれる住宅を作ることが第一ですが、その後の生活を守ってくれるのも家です。半壊した家では、その後の生活はおくれません。

家作りは、初期見積りから設備をランクアップする度に金額が跳ね上がっていきます。予算が限られているので全ての理想を叶えることは不可能ですが、建材や床材、住宅設備機器のランクUPをする前に、もう一度、地震対策について考える機会を設けてはいかがでしょうか?

免震とは?免震住宅はどうやって建てる?

【三井ホーム公式HPより引用http://www.mitsuihome.co.jp/】

免震とは、揺れを建物に伝えない為の対策です。
地震が発生したときに、地震の揺れに合わせて家も動き、家の中への影響を受けにくくダメージを最小に抑えてくれます。

建物の下に、ゴムやローラーを置いて、地震の実験をやっているのを一度は目にしたことがあるのではないでしょうか?
公共施設やマンション等の大型物件の多くに採用されているのが免震システムです。

一見すると、免震システムが最も優れているように思われていますが、普及があまり進んでいないのが現実です。その理由は、費用が高額であること、設計が難しいことがあげられます。

家の形状が正方形や長方形で、室外機も免震システムの上に設置するか、もしくは離して設置しなければなりません。建物自体が動くことで揺れを軽減させますので、玄関ポーチやウッドデッキ等も考えて作る必要があります。

ブル50
最近では、スーパージオ工法という安価で簡単に施工できる工法もあります。詳しくは下記動画をご覧下さい。
スーパージオ工法HPはこちら

制震とは?ダンパーとは?

制震対策とは、「家をしなやかにすること」です。

よく例えられるのが、車のサスペンションです。
説明するほどのことではありませんが、車は凸凹した道を走ります。クッションになるダンパーが付いていなければ、縦に横にとてつもなく揺れて快適な空間にはなりません。

住宅に関しても同じ発想で、揺れに対して、家をしなやかにしダメージを軽減させます。

制震装置の種類は?

  • 油圧ダンパー
  • 摩擦
  • 減衰ゴム
  • 金属

油圧ダンパーを採用している工務店、ハウスメーカーが多いようです。
制震対策をしてない工務店やハウスメーカーでどうしても油圧ダンパー等の制震対策を行いたい場合は、各メーカーから販売されているので、こちらから提案してみるのも良いでしょう。

大木金物店
「ウィンダンパー」の株式会社プロジット

耐震、免震、制震を3つ併用できるのか?

耐震、免震、制震を併用することは可能です。

基本的には、耐震を第一に考えるべきです。家そのものの強度が低ければ他の地震対策を行っても十分な効果を感じることができません。

優先順位としては、耐震対策後に油圧ダンパー等を用いて制震対策を行います。耐震と制震対策ができていれば、それなりの地震対策済みの住宅と言って良いでしょう。

免震対策は、コスト高で予算の関係上難しい場合がありますが、大手ハウスメーカーで免震システムを導入している場合は積極的に活用しましょう。また、工務店で免震システムの導入が難しい場合は、上記のスーパージオ工法といった比較的に安価で導入が容易なシステムを使うのも一つの方法です。

工務店に提案するとしたら?

工務店の地震対策が十分ではないと感じたら、施主自ら提案してみるのはいかがですか?

材料代、設計代、施工費、等の費用が確実にUPしますが、家族を守る大切な家なので他の部分のランクを落してでも対策するべきだと考えます。

施主側からの提案を嫌がる工務店もあるかもしれません。提案したことでギクシャクしたり、露骨に嫌な顔する場合には、別の工務店を検討した方が良いかもしれません。むしろこの時点で工務店の本性が分かって良かったと喜ぶべきです。

地震対策の建材商品とは?

耐震対策


【株式会社ノダ】
構造用ハイベストウッド
構造用ハイベストウッドは、壁倍率木造軸組工法2.5倍お よび4.0倍枠組壁工法3.0倍の大臣認定の構造用面材です。

詳しくはこちらから


【ニチハ株式会社】
耐力免材あんしん
幅910mm品の大壁床勝ち仕様 壁倍率2.5、3.2。根太レス床など、床板先行施工に対応。

詳しくはこちらから


【日本ノボパン工業株式会社】
最大倍率4.7倍の国土交通大臣認定を取得した9mm厚パーティクルボードの耐力免材です。

詳しくはこちらから

 

制震対策


【株式会社ハウジングソリューションズ】
コラボパワー!地震エネルギーを吸収し、揺れを低減する『制震オイルダンパー』です。

詳しくはこちらから
 


【株式会社トキワシステム】
ダンパーExⅡ
エネルギー吸収量が小さな変形の時点より2本設置で約30%、4本設置で約60%向上します。
詳しくはこちらから
 


 

免震

【スーパージオ工法】
地盤を軽量化することで、地震が起きたときにも建物を沈みにくくします。

詳しくはこちらから

まとめ

マグニチュード6以上の地震が世界で912回あり、その内190回は日本で発生しています。さらに、2000年を境に地震は増え続けています。大きな地震が発生するだろうと予測されていますが、もしかすると、我々が予測するよりも遥かに大きな地震が発生するかもしれません。

数々の地震を体験したきた日本ですが、それでもまだ十分な研究ができていません。その為、どこまですれば確実に家を守れるという明確な基準がありません。

耐震等級1だろうが等級3であろうが予測以上の地震が発生し続けると地震対策を行った家でも倒壊の可能性はあります。家族の命を守り、地震後の生活も守ってくれる家作りを今一度考えて見ましょう。

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ABOUTこの記事をかいた人

九州在住で妻、長女、次女、三女の5人家族。建築業界に勤め、新築やリフォームの現場で仕事をしています。 このサイトでは、現場での経験を元に新築・リフォームに役立つ情報をお届けしていく予定です。