給湯器で有名なノーリツですが、ユニットバスを販売していることをご存知ですか?
ノーリツのユニットバスの歴史は古く、1951年「お風呂は人を幸せにする」を理念として風呂釜「能率風呂A型」の販売スタートしました。Yupatio(ユパティオ)は1988年に発売スタートし、数々の試行錯誤を繰り返し現行のYupatioが誕生しました。
ここではYupatioの特徴や評判、口コミ、価格について解説します。
目次
Yupatioってどんな特徴がある?
商品名 | Yupatio |
プラン写真 | ![]() |
定価設定 | 1,275,000円 |
オプション | 全面アートウォール |
定価設定×35%~55%前後が相場です。
※別途取付け工事費や付帯工事費がかかります。
Yupatioの特徴は、「O・W・R」です。

お掃除らくらくのO
「O・W・R」のOは「お掃除らくらくのO」です。
Yupatioには自動洗浄の機能ががあります。
ボタン一つでお掃除からお湯はりまで完了するので、毎日の掃除がとても楽になったと好評です。
一方で、
自動洗浄では本当に汚れが落ちるのか?
目に見えない汚れが残っていないか?
と不安の声があるのも事実です。
実演を見た限りでは、噴射する水の勢いが強いので、洗剤と併用することで大抵の汚れは落ちるのではないかと思いました。ただし、2週間に1回は手洗いが推奨されています。
また、営業マンに本当に汚れが落ちるのか?尋ねたところ、
「お風呂に入る前ではなく、入浴直後の自動洗浄がおすすめ」ということでした。

ウォールデザインのW
ウォールデザインとは、四方の壁360度を連続したデザインを採用した壁パネルです。
ウォールデザインでは、個性豊かな5人の作家とのコラボレーション企画を行っています。
ウォールデザインは好き嫌いがはっきりしています。シンプルが好きな人はアクセント程度に色を付けます。ノーリツのユニットバスにしたからといって全てのバスでウォールデザインを採用しなければならない訳ではありません。

リラックスのR

Yupatioの浴槽はリラックスできる構造で作られています。頭部までゆったりあずけられるハイバック形状で身体の負担を軽減し、安定感も増してリラックスできます。
他社と差別化はできているのか?
主な3つの特徴を解説しましたが、他社と差別化できている部分は、自動洗浄とウォールデザインの2点です。
他メーカーでは、
- クリナップの床夏シャワー
- TOTOのほっカラリ床
- パナソニックのデザイン
- リクシルの豪華な設備
クリナップの床夏シャワーとは、入浴前に床にお湯を撒き浴室内の温度を高めヒートショック現象を防止しますが、浴室乾燥機でも代用できます。
TOTOのほっカラリ床は、冷たさを感じにくく、サッと乾くことが特徴ですが、各社、乾きやすく滑りにくい材質を採用しています。また、目地に汚れが溜まればどのメーカーの床でも乾きが悪くなります。
断熱性能に関しても同じで、クリナップやタカラは標準装備ですが、パナソニック等はオプションで断熱材で囲うことが可能です。
Yupatioに関して言えば、それ程の特徴があるとは思えませんが、大きなデメリットがあるとも思えません。現状では認知度が低いことや、特徴や良さが分かりにくいことが原因で販売台数自体は少ないのが現状です。
ノーリツは、販売台数を伸ばしたいと考えており、他社よりも値段が安くなる場合があります。値段も一つの差別化と考えると、予算が厳しい方にとってはありがたい商品と言えます。
自動洗浄やウォールデザインが優れているのか?
優れているかどうかは、その人が何を求めているのかで変わります。結局、ユニットバス選びは、”何を求めているのか?”を基準に選ぶ必要があります。
デザインを重視するのか?値段、掃除のし易さ、浴槽の形などなど、まずは自分が求めていること、譲れない部分等をピックアップしてみると判断しやすくなるかもしれません。
Yupatioの評判や口コミをチェック
ネット上の口コミをチェックしてみました。
悪い口コミは、
- 「施工業者の技術不足」
- 「会社のアフターフォローが悪い」
良い口コミは、
- 自動洗浄が便利
- 浴槽がシンプルで掃除がしやすい
- 値段が安い
施工業者の質やアフターフォローの問題についてはどのメーカーでも起こりえる問題です。先日もクリナップのユニットバスを設置していただいたお客様がクリナップの営業マンに激怒して本社へクレームの電話を入れていました。
だからといってノーリツの施工やアフターの悪い口コミが許されるわけではありません。可能な限り施工もアフターも質を上げてもらいたいのが本音です。
一方で自動洗浄が便利で値段も安かった、その他機能も全て大満足といった良い口コミも目立ちました。
どのメーカーを選んだとしても一長一短ありますので、簡単には比較できませんが、各社の特徴や口コミ等の情報を集め、客観的に判断することが重要です。
●こちらもご参考下さい。