無垢の木キッチンで有名なウッドワンです。
機能面だけを比べてみると、タカラスタンダードのホーローやクリナップのステンレスの方が使い勝手が良いはずですが、なぜウッドワンの無垢の木キッチンのsuiji(スイージー)は人気なのでしょうか?
人気の秘密や価格について解説します。
目次
無垢の木キッチン スイージーの特徴は?
商品名 | suiji(スイージー) |
プラン画像 | ![]() |
定価設定 | 46万円~ |
無垢 種類 | ニュージーパイン、オーク、メイプル、ウォールナット |
参照元 | ウッドワン |
気になる価格は、定価×55%~80%前後が相場です。
別途本体設置工事費と付帯工事費が必要です。定価は平均して100万~120万円程度が多いようです。


木の種類は?
- ニュージーパイン
- オーク
- メイプル
- ウォールナット
ニュージーパイン
ウッドワンの最大の特徴は、ニュージーパインをニュージーランドで苗木から伐採まで全て自社で行っています。
自社で植林したニュージーパインは、キッチンだけでなく無垢床材、建具のピノアースとして製品化しています。ウッドワンといえば、ニュージーパインと言っても過言ではありません。
パイン材は育ちが早く年輪が大きいことが特徴です。木肌は心材は淡い褐色、辺材は淡い黄白色で木の表情が豊かで若い方に人気があります。白色の塗装も人気です。
オーク
日本名はドンリがなる木で有名なナラです。
オークの特徴は、とにかく頑丈で水に強く海外では床材として使われています。船材に使われていることからも、強度が高いことが容易に想像できます。
皮製品と同じように時間の経過と共に木の表情の変化を楽しめます。新築から数年、数十年と「家族の成長と共にキッチンも変化していく」、なんとも言葉では言い表すことが出来ないロマンがあります。
メイプル
メイプルの日本名は、カエデです。
メイプルの特徴は、独特の照り(テカリ)を楽しむことができます。見る角度や光のあたり具合で違う表情を楽しむことができます。また、木目にも特徴があり、育つ過程で皮が入り込んだり、独特の節の形等、メイプルらしさを感じるおすすめの木材の一つです。
硬い木質で、白っぽい色なのでナチュラル系の家におすすめです。
ウォールナット
ウォールナットの日本名はくるみです。
ウォールナットは重厚な木質と雰囲気で高級材として床材、建具、家具等に使われています。
木の中心部と表面部との色合いの違いから、部屋全体を統一させたコーディネートも素敵ですし、ウォールナットのキッチンをワンポイントとして使うコーディネートもおすすめです。
設備機器も機能的で特徴的
水洗金具やシンク、レンジフード等もウッドワンならではの特徴があります。
水洗金具
この水洗金具は、「樹木をイメージ」して作られています。
まだ私のところでは採用してもらったことがないので、使い勝手については正直わかりません。展示会で触ってみた感じでは使い勝手も良さそうでした。
デザインは抜群の存在感があり、おしゃれだと感じました。家全体のコーディネートを合わせないと浮いてしまう可能性もありますが、ウッドワンを希望するお施主様には積極的にご提案していきたいと思います。
レンジフード
イタリアのエリカ社と日本の富士工業がコラボして作られた、アリエッタ(SBARL-90RSWO)です。
海外製ならではのシンプルさと日本の技術を併せ持つ使いやすいレンジフードです。
日本製のヤマゼングローバルレンジフード(RZ90/BCWO)独特の形状でレトロな雰囲気でボタンにまでこだわっている個性豊かなレンジフードです。
日本製は、交換部品が簡単に手に入ることや、性能が優れていること等、日本製とは思えない日本製ってところが魅力です。
ワークトップもこだわっています!
デザイン性が高いステンレスのワークトップとシンクです。
一般的なステンレスワークトップやシンクの場合はエンボス加工や縁取りしてありますが、ウッドワンのステンレスワークトップはデザイン性を高める為にフラットになっています。
一般的なステンレスワークトップの画像
同じようなフラットなステンレスワークトップは、トーヨーキッチンや永大産業のキッチン、タカラスタンダードのレミューにもあります。

まとめ
ウッドワンは個性的な商品展開で熱狂的なファンが多い一方で、好き嫌いがはっきり分かれる総合メーカーです。
無垢の木キッチンのスイージーは、特徴的なデザインと、時間と共に変化する無垢ならではの特性をを楽しむことができる素晴らしいキッチンです。数年~数十年と使い続けることで、お施主様とそのご家族にとって唯一無二のキッチンに変化していきます。
ウッドワンの無垢の木キッチン、スイージーでご自宅をコーディネートしてみてはいかがですか?
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